60代男性のやってはいけない髪型とは?痛い若作りを回避する方法

鏡を見て髪型の違和感に気づく60代男性と、家族からの指摘についてのイラスト

60代男性のやってはいけない髪型とは?痛い若作りを回避するセット方法を徹底解説

こんにちは。
60歳からの素敵ライフ、管理人の「SACHI」です。

ふと鏡を見たとき、昔と同じ髪型なのに「なんだか老けて見える」「清潔感がないかも」と感じることはありませんか。

あるいは、奥様や娘さんから「お父さん、その髪型そろそろ変えたら?」なんて言われて、
ドキッとした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

実は、60代という年齢だからこそ避けるべきヘアスタイルが存在します。
薄毛や白髪の変化に気づかないふりをして若い頃のスタイルを固持したり、逆にグレイヘアを意識しすぎて痛い若作りになってしまったりすることは、多くの男性が陥りやすい罠です。

「自分はまだ大丈夫」と思っていても、第三者の目は案外シビアなものです。
特に頭髪における変化は、対人印象を決定づける極めて重要なファクターとなります。

この記事では、同年代の視点から、第三者にネガティブな印象を与えてしまう髪型の特徴と、それを解決するための具体的な方法についてお話ししていきたいと思います。

記事のポイント
  • 60代男性が避けるべき髪型の具体的な特徴と理由
  • 薄毛や白髪を隠さず魅力に変えるおすすめのスタイル
  • 美容室でのオーダー方法や日々のスタイリングのコツ
  • 清潔感を維持するための頭皮ケアとメンテナンス頻度
目次

60代男性がやってはいけない髪型の特徴と老け見え原因

60代になると、髪のボリュームや質感が大きく変化します。
それなのに「昔からこれだから」といってスタイルを変えないことが、実は一番のリスクなんですよね。

髪は年齢とともに細くなり、ハリやコシを失っていきます。
それなのに、20年前と同じ感覚でセットをしようとすれば、どこかに無理が生じるのは当然のことです。

ここでは、周囲から「不潔」「痛い」「未練がましい」と思われてしまう可能性が高い、
代表的なNGパターンを深掘りしていきます。

まずは現状を知り、ご自身のヘアスタイルを客観的に見直すことから始めましょう。

不潔に見える長髪やロングヘアは避けるべき理由

正直に申し上げますと、60代男性のロングヘアは相当なハードルが高いスタイルです。

「昔のフォークシンガーのような雰囲気に憧れて」とか
「ちょいワルおやじを目指して」といった理由で髪を伸ばしている方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、若い頃のような潤いやハリ、そして十分な毛量があれば、長髪は個性的で素敵に見えることもあります。
しかし、年齢を重ねた私たちの髪は、残念ながら水分量が減り、キューティクルも剥がれやすくなっており、どうしてもパサつきがちになります。

このパサついた長い髪は、視覚的にどのような印象を与えるでしょうか。
残念ながら、「ダンディ」ではなく、「枯れた草」のような質感に見えやすく、手入れが行き届いていないような印象を与えてしまうんです。

特に毛先が不揃いで傷んでいると、清潔感とは程遠い「生活感のなさ」や「疲労感」を醸し出してしまいます。
電車などで、白髪交じりのボサボサの長髪をした男性を見て、「もう少し切ればさっぱりするのに」と思ったことはありませんか?

まさにその印象を、自分自身が与えてしまっている可能性があるのです。

さらに、物理的な問題もあります。
重力に従って下垂する長い髪は、視線を下に誘導する効果があります。

これは、加齢によってどうしてもたるんでくる頬や顎のライン、深くなったほうれい線を、視覚的に強調する作用を持ってしまうのです。

顔周りをすっきりさせることで得られる「リフトアップ効果」の真逆を行くものであり、実年齢以上に老けて見える大きな原因となります。

「アーティスト気取り」や「不潔」といった不名誉なレッテルを貼られないためにも、髪質に自信が持てなくなった時点での長髪は、基本的には避けたほうが無難でしょう。

清潔感を出すためには「髪の艶」が命ですが、60代の長髪でそれを維持するのは至難の業です。
もしどうしても長髪を維持したいのであれば、毎月のサロントリートメントと毎日の念入りなブローが必須となります。

しかし、それでも「清潔感」の維持は非常に困難であることを覚悟しなければなりません。

長い髪は、どうしても「疲れた印象」を与えやすいんですよね。

SACHI

思い切って短くするだけで、表情まで明るく見え、周りの反応もガラッと変わることが多いですよ。

薄毛を強調するバーコードや横流しスタイル

60代男性のNG髪型例:清潔感のない長髪と薄毛を強調するバーコードヘアの写真

薄くなってきた頭頂部やM字部分を隠したいという気持ち、痛いほどよくわかります。
鏡を見るたびに地肌が気になり、「なんとかして髪で覆いたい」と思うのは自然な心理です。

ですが、残っているサイドの髪を長く伸ばして無理やり薄い部分を覆う、いわゆるバーコードヘアや過度な横流しは、絶対にやってはいけない髪型の筆頭です。

なぜこれがNGなのか、その理由は「隠そうとする行為そのもの」が、見る側に強烈な違和感を与えるからです。

薄い部分の上に、無理やり持ってきた髪が乗っている状態は、不自然な毛流れや密度のムラを生みます。
隠そうとすればするほど、そこにある「不自然さ」に視線が集まってしまい、結果として薄毛をより強調することになるのです。

これは「木を隠すなら森」ではなく、「砂漠に一本の木を植える」ようなもので、余計に目立ってしまうのです。

また、このスタイルは環境の変化に極めて脆弱です。
朝、完璧にセットして家を出ても、外には風も吹けば、気温も上がります。

風が吹いて長い髪が舞い上がった瞬間、
あるいは汗をかいて髪が束になり、隙間から地肌が露わになった瞬間、
隠していた事実が白日の下に晒されます。

この「崩れた瞬間」のインパクトは強烈で、見ている側としても「あ、見てはいけないものを見てしまった」と気まずい思いをしてしまいます。
この「社会的気まずさ」を生ませてしまうことこそが、清潔感や好感度を損なう最大の要因なのです。

潔さが大切です
薄毛は隠すよりも、短く刈り込んで「あえて見せる」あるいは「馴染ませる」ほうが、
圧倒的に清潔感があり、男らしく見えます。
隠すための労力を、清潔感を出すためのケアに回しましょう。

SACHI

潔いスタイルのほうが、断然カッコいいですし、
何よりご自身の気持ちも楽になるはずですよ。

痛い若作りに見える茶髪や金髪などのカラー

白髪が増えてくると、「老けて見られたくない」という一心で髪を染めたくなるものです。

しかし、ここで選びがちな「明るすぎる茶髪」や「金髪」は要注意です。
60代の肌は、若い頃とは違い、くすみやシミ、シワが増え、全体のトーンが落ち着いてきています。

そこに、10代や20代の若者が好むような彩度の高いハイカラーを合わせると、どうなるでしょうか。

顔と髪色のコントラストが強すぎて、肌の粗(あら)が悪目立ちしてしまうのです。
明るい髪色が肌のくすみを強調し、結果として「顔だけ老けて見える」という現象を引き起こします。

さらに、周囲からは「年齢を受け入れられていない」
「無理をして若作りしている」という痛々しい印象を持たれてしまいがちです。

「若々しい」と「若作り」は似て非なるものです。
前者は年相応の活力を感じさせますが、後者は年齢に抗う必死さを感じさせてしまいます。

また、明るいカラーは、根元から新しい白髪が生えてきたときに、その境界線(プリン状態)が非常に目立ちます。
こまめなメンテナンスができれば良いのですが、少しでも放置すると「だらしない」印象に直結します。

逆に、白髪を隠そうとして「漆黒(真っ黒)」に染めるのも不自然です。
不透明な黒色は、カツラのような違和感を与え、顔の印象を重く、暗くしてしまいます。

もし染めるのであれば、肌馴染みの良い色を選ぶのが大人のマナーです。
ダークブラウンや、白髪を活かしたアッシュグレーなど、透明感のある落ち着いた色味がおすすめです。

「染めました感」のない自然な仕上がりが、上品な若々しさを演出します。

「若く見られたい」という気持ちは大切ですが、年相応の品格も忘れてはいけません。

SACHI

落ち着いた色味を選ぶことが、結果的に一番若々しく見える近道なんですよ。

時代遅れなおじさんパーマが与えるネガティブ印象

60代男性のNG髪型例:顔色をくすませる明るい茶髪と時代遅れの強すぎるパーマの写真

髪のボリュームが減ってくると、パーマをかけてふんわりさせたくなる方も多いでしょう。

ボリュームアップのためにパーマを活用すること自体は、非常に有効な手段です。
しかし、問題はその「デザイン」にあります。

パンチパーマや、強すぎるツイストパーマ、あるいは細かすぎるロッドで巻いた「おばちゃんパーマ」のようなスタイルは、昭和の香りを色濃く残しており、現代の感覚からすると古臭い印象を与えてしまいます。

いわゆる「おじさんパーマ」の特徴は、カールの強さと均一さにあります。
グリグリとした強いカールは、どうしても威圧感を与えたり、「頑固そう」「怖そう」といったイメージを持たれがちです。

また、バブル時代の流行を引きずっているように見え、アップデートされていない「過去の人」というレッテルを貼られてしまうリスクもあります。

現代のパーマの主流は、もっとナチュラルで動きのあるスタイルです。
「くせ毛風」に見えるような緩やかなカールや、根元の立ち上がりだけをサポートするようなポイントパーマが好まれます。

昔ながらの理髪店で「アイパー」や「パンチ」をオーダーするのが習慣になっている方は、
一度そのスタイルが今の自分や時代に合っているか、見直してみる必要があるかもしれません。

奇抜なデザインや過度なカールは、60代の落ち着いた雰囲気とミスマッチを起こし、「変わり者」と思われてしまう原因にもなりかねません。

ふんわりさせるのは良いことですが、クルクルにしすぎるのはNGです。
あくまで「もともとそういう髪質なんです」と言えるくらいの、自然なボリュームを目指しましょう。

清潔感を損なうくせ毛やうねりの放置

「若い頃はサラサラの直毛だったのに、最近なんだか髪がうねるようになった」
「まとまりが悪くなった」と感じている方は多いはずです。

これは加齢による「エイジング毛」と呼ばれる現象で、決して気のせいではありません。
頭皮のたるみによって毛穴が楕円形にゆがみ、そこから生えてくる髪がうねりを持ってしまうことや、髪内部の水分と脂質のバランスが崩れることが主な原因です。

花王の研究によると、年齢とともに毛髪内部の繊維質(コルテックス)のバランスが崩れ、偏りが生じることで、直毛の人でも髪がねじれてうねりやすくなる傾向があることが分かっています(出典:花王『髪のくせ|髪の知識』)。
日本人の女性を対象とした調査ではありますが、男性のエイジング毛においても同様のことが言えるでしょう。

このうねりを「年だから仕方ない」と放置してボサボサのままにしていると、どう見えるでしょうか。

残念ながら、第三者の目には「寝癖を直していない」
「身だしなみに気を使っていない」ように映ってしまいます。

特に、エイジング毛は湿度の影響を受けやすいため、雨の日や汗をかいた日には激しく広がり、コントロール不能な状態になりがちです。
耳周りや襟足がうねって跳ねていると、それだけで清潔感が著しく損なわれ、だらしない印象を与えてしまいます。

うねりは、中途半端に放置するのが一番良くありません。
このうねりを「欠点」として隠すのか、あるいは「動き」として活かすのか、明確な戦略が必要です。

ただ漫然と伸ばしているだけでは、清潔感のある大人の男性とは程遠い姿になってしまいます。
髪質の変化に気づいたら、それに合わせたケアやスタイリング方法に変えていく柔軟性が、60代には求められているのです。

うねりは「抑える」か、逆に「活かす」かの二択です。
スタイリング剤で抑え込むか、パーマで綺麗なカールに変えるか。

ご自身の髪質と向き合って、最適な方法を選びましょう。

私も最近、髪のうねりが気になってきました。
これはもう、年齢による変化として受け入れて、対策していくしかないですね。

SACHI

清潔感を保つためには、この「うねり」との付き合い方が鍵になります。

60代男性のやってはいけない髪型を回避する正解スタイル

60代男性の髪型選びの重要ポイント:引き算、露出、自然体の3つのキーワード解説図

さて、ここまでは避けるべき例を見てきましたが、では具体的にどうすれば良いのでしょうか。

「短くすればいいのは分かったけど、似合うか不安」
「急に変えるのは恥ずかしい」という方もいらっしゃるでしょう。

しかし、正解は意外とシンプルです。
今の自分の髪質や骨格を否定せず、受け入れ、それを活かす「引き算」のスタイルを取り入れること。

ここからは、60代男性の魅力を最大限に引き出し、周囲から「素敵ですね」と言われるおすすめの髪型をご紹介します。

薄毛対策にはベリーショートやソフトモヒカン

薄毛が気になり始めた方に、私が最も強くおすすめしたいのが、ベリーショートソフトモヒカンといった短髪スタイルです。

「薄いのに短くしたら、余計に目立つんじゃないか?」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、実はその逆なんです。髪を短く刈り込むことは、薄毛を目立たなくさせるための最も理にかなった視覚的戦略なのです。

その秘密は「色彩の同化」にあります。
サイドや後頭部の髪が黒々と残っている状態でトップが薄くなると、その色のコントラスト(濃淡)で薄毛が際立ってしまいます。

しかし、サイドや後頭部をバリカンなどで短く刈り上げ、地肌の色に近づけることで、トップの薄さとの差が縮まり、全体が馴染んで見えるようになるのです。

これが、短髪が薄毛隠しに有効な理由です。

さらに、ソフトモヒカンのようにトップ(頭頂部)の中央に少し高さを残し、三角形のシルエットを作ることで、視線が自然と上に誘導されます。
これにより、顔全体が引き締まって見え、リフトアップ効果も期待できます。

何より、短髪は清潔感が抜群です。
汗をかいてもタオルでさっと拭けば元通りですし、風が吹いても崩れる心配がありません。

スーツにもカジュアルな服装にもよく似合い、活動的で若々しい印象を与えることができます。

おすすめのポイント

  • 薄毛が目立たなくなる(色彩同化効果で地肌との境界をぼかす)
  • 手入れが圧倒的に楽で、朝のセットが数分で完了する
  • 清潔感があり、誠実で若々しい印象を相手に与える

短くするのは最初は勇気がいるかもしれません。
でも、一度やってみると「もっと早くこれにすればよかった!」
「周りから若返ったと言われた」という方が本当に多いんですよ。

SACHI

迷っているなら、ぜひ挑戦してみてください。

薄毛を隠すのではなく活かす正解スタイル:色彩同化効果を利用したベリーショートとソフトモヒカンの解説

白髪を魅力に変えるグレイヘアとツーブロック

「白髪染めが面倒になってきた」
「自然な自分に戻りたい」と考える方には、
白髪を隠すのではなく、大人のアクセサリーとして活かすグレイヘアがおすすめです。

ただし、ここで重要なのは「ただ白髪を伸ばしっぱなしにする」ことではありません。
手入れされていない白髪は、単なる老化現象に見えてしまいます。

白髪をカッコよく見せるための鍵、それはツーブロックです。

白髪は黒髪に比べて水分量が少なく、硬くなりやすいため、横にピンと立って広がりやすい(膨張して見える)という特徴があります。
そのため、サイドが膨らんで頭が大きく見えたり、ボサボサに見えたりしがちです。

そこで、サイドの内側を短く刈り上げるツーブロックを取り入れます。
これにより、サイドのボリュームを物理的に抑え、タイトで洗練されたシルエットを作り出すことができます。

黒髪と白髪が混ざった「ごま塩頭」でも、刈り上げ部分のグラデーションがつくことで、非常にダンディな雰囲気が生まれます。

また、グレイヘアを楽しむ上で欠かせないのが「色のケア」です。
白髪は紫外線や皮脂の影響で、黄色く変色(黄ばみ)しやすい性質を持っています。

この黄ばみがあると、「不潔」「汚れている」という印象を与えてしまいます。
そこで活躍するのが、紫色の色素が入った「紫シャンプー(通称:ムラシャン)」です。

週に数回これを使うことで、黄ばみを打ち消し、透明感のある綺麗なシルバーやプラチナホワイトを保つことができます。

清潔感のあるグレイヘアには、黄ばみ対策が必須です。
ドラッグストアやネット通販で手軽に購入できる紫シャンプーを取り入れて、美しいシルバーヘアを維持しましょう。

吉川晃司さんのようなシルバーヘア、同世代として憧れますよね。
きちんと手入れされ、デザインされた白髪は、若者には真似できない最高の武器になります。

白髪を活かす正解スタイル:横の広がりを抑えるツーブロックとグレイヘアの組み合わせ写真

くせ毛を活かすパーマやおしゃれ坊主の選択

エイジングによるうねりやくせ毛に悩んでいるなら、それを「直そう」とするのではなく、逆手に取って「活かす」スタイルが正解です。
くせ毛は、見方を変えれば「天然のパーマ」です。

この素材を活かして、例えばニュアンスパーマをかけ、不規則なうねりを意図的なカールとしてデザインし直してしまう方法があります。

特に、前髪を上げて後ろに流す「リバースパーマ」などは、加齢でボリュームダウンしたトップをふんわり見せつつ、大人の色気と余裕を感じさせる素敵なスタイルです。

「パーマをかけるほど髪がない」
「もっと手入れを楽にしたい」という方には、
思い切ったおしゃれ坊主(バズカット)も強力な選択肢です。

「坊主なんて中学生みたいで恥ずかしい」と思うなかれ。

ここでおすすめするのは、全体を同じ長さにする丸刈りではありません。
トップを少し長めに残し、サイドから襟足にかけてフェード(グラデーション)をつけた、バーバースタイルのようなデザイン性の高い坊主です。

このスタイルは、薄毛もくせ毛も白髪も、すべての悩みを一気に解消してくれる「究極のメンテナンスフリースタイル」です。
頭の形をきれいに見せ、顔立ちをはっきりとさせる効果もあります。

海外の俳優のようなワイルドさと清潔感を両立できるため、最近では60代や70代でこのスタイルを取り入れるお洒落な男性が増えています。

「くせ毛だからまとまらない」と鏡の前で嘆くより、「パーマ風に見せる」くらいの気持ちでいたほうが、毎日のセットも楽しくなりますよ。

SACHI

おしゃれ坊主も、一度やるとその快適さに病みつきになるはずです。

くせ毛やうねりを活かす正解スタイル:ニュアンスパーマとおしゃれ坊主(バズカット)の解説

若々しく見せるワックスなどの整髪料とセット方法

60代になると、「もう年だし、整髪料なんて必要ない」と何もつけなくなる男性が増えますが、それは非常にもったいないことです。
断言しますが、髪に艶と束感を出すだけで、見た目年齢は確実に5歳若返ります。

パサついた髪は老けて見えますが、整髪料で潤いを与えることで、髪に生命力が宿ったように見えるからです。

とはいえ、若い頃に使っていたカチカチに固めるハードスプレーなどは使いにくいですよね。
今の髪質や悩みに合わせて、適切なプロダクトを選ぶことが大切です。

おすすめの使い分けをまとめました。

髪の悩み・タイプおすすめの整髪料効果と特徴
薄毛・軟毛マットワックス
ドライワックス
油分が少なく軽いため、重さで髪が潰れません。
ふんわりとした立ち上がりをキープし、艶消し効果で地肌の透けを目立たなくします。
剛毛・広がり
くせ毛
ハードジェル
グリース
高いホールド力とウェットな艶が出ます。
広がる髪を抑え込み、清潔感のあるタイトなシルエットを作ります。
水溶性で洗い流しやすいのも魅力。
パサつき
乾燥毛
ヘアバーム
ソフトワックス
保湿成分が含まれており、ハンドクリームとしても使えるものが多いです。
セット力は弱いですが、パサつく髪に自然な艶とまとまりを与えます。

セットのコツは「つけすぎないこと」です。
特に薄毛の方が、油分の多いワックスやジェルを根元にべったりつけると、髪が束になって地肌が丸見えになってしまいます。

まずは手のひら全体に薄く伸ばし、後頭部からなじませ、最後に手に残ったわずかな量で前髪やトップの毛先を整えるのが鉄則です。

何もつけないと、どうしても「枯れた感じ」が出てしまいます。

SACHI

ほんの少し、小指の先程度のワックスをつける習慣、今日から始めてみませんか?
それだけで印象はガラッと変わります。

60代男性の髪質別おすすめ整髪料(ワックス、ジェル、バーム)の種類と使い方の解説

丸顔や面長など顔型別の似合わせテクニック

「自分に似合うスタイルがわからない」という方は、ご自身の顔の形(骨格)を意識してみてください。

60代は加齢によるたるみで顔の輪郭も変化していますが、基本のバランス理論を知っておくと、美容室でのオーダーでも失敗が減ります。
理想的な顔の形とされる「卵型」に近づけるように、髪型でシルエットを補正するのがポイントです。

丸顔の方へのアドバイス

丸顔の方は、横幅が広く見えがちなので、「縦のライン」を強調するスタイルが似合います。

トップ(頭頂部)には高さを出し、逆にサイドは刈り上げるかボリュームを抑えてタイトにします。
こうすることで、全体のシルエットがひし形になり、バランスが良く見えます。

また、前髪を上げておでこを見せる「アップバング」も効果的です。
おでこを出すことで顔の縦幅が強調され、丸さが緩和されるとともに、表情が明るく若々しい印象になります。

面長の方へのアドバイス

面長の方は、縦に長く見えがちなので、「横のライン」を作ることを意識します。
トップを高くしすぎると面長が強調されてしまうので、高さは控えめに。

逆にサイドには少しボリュームを残したり、ツーブロックにする場合も厚みを残したりして、横幅を出します。

前髪は、完全に上げてしまうとおでこの広さが強調されることがあるため、下ろして横に流すか、少し長めに残して額の面積を調整すると良いでしょう。
マッシュベースのショートスタイルなどもよく似合います。

自分だけで判断せず、美容師さんに「丸顔をカバーしたい」「面長が気になっている」と正直に相談するのが一番の近道です。
彼らは骨格補正のプロですから、あなたの顔型に合わせた最適なバランスを提案してくれるはずです。

顔の形は人それぞれです。コンプレックスを隠すのではなく、バランスを整えるだけで、ぐっと洗練された印象になりますよ。
自分の顔型を知ることは、似合う髪型への第一歩です。

美容室での失敗を防ぐオーダーの伝え方

いざ美容室や理容室に行っても、椅子に座った途端に緊張してしまい、「いつもと同じで」とか「短めで」と適当に言ってしまっていませんか?

実はこれが、「やってはいけない髪型」からいつまでも抜け出せない最大の原因の一つです。

理容師さんもエスパーではありませんから、具体的な指示がなければ、無難な(そしてしばしば古臭い)スタイルに仕上げざるを得ないのです。

失敗を防ぎ、理想のスタイルを手に入れるためには、以下の3点を明確に伝える勇気を持ちましょう。

  1. 悩みを正直に伝える
    「最近トップが薄くなってきて気になる」
    「横が膨らんで広がるのが嫌だ」
    「白髪を目立たなくしたい」など、
    具体的な悩みを伝えてください。
    プロは悩みを聞けば、それを解決するための技術的な引き出しを開けてくれます。
  2. なりたくないイメージを伝える
    これも非常に重要です。
    「おじさんくさくしたくない」
    「若作りには見られたくない」
    「角刈りみたいにはしないでほしい」など、
    NGラインを共有しておくことで、大失敗を防ぐことができます。
  3. 画像を見せる
    「少し短く」という言葉の感覚は、人によって全く違います。
    言葉だけでは伝わりにくいニュアンスは、スマホで理想の写真を見せるのが確実です。
    芸能人の写真でも、ヘアカタログのモデル写真でも構いません。
    「この写真の、この雰囲気が好き」と伝えるだけで、イメージの共有が格段にスムーズになります。

プロの理容師さんや美容師さんは、骨格や髪質を見るプロです。
「こんなこと言ったら恥ずかしいかな」なんて思う必要はありません。

むしろ、要望をはっきり伝えてくれた方が、彼らとしても仕事がしやすいのです。
恥ずかしがらずに相談することで、新しい自分に出会えるはずです。

私も最初は、若いモデルさんの写真を見せるのが恥ずかしかったです。
でも、「この通りにしてください」ではなく「こんな雰囲気がいいです」と見せれば大丈夫。

見せたほうが後から「イメージと違う」なんて事態も避けられる可能性が高くなります。

美容室での失敗を防ぐオーダー方法:悩みを伝える、なりたくない姿を共有、写真を見せるの3ステップ

清潔感を死守する散髪頻度と3週間ルール

60代男性の髪型において、どんなにお洒落なスタイルにするかということ以上に重要なのが、実は「メンテナンスの頻度」です。

どんなにカリスマ美容師にカットしてもらっても、その賞味期限は驚くほど短いものです。

特に私たち世代の髪は、エイジングにより一本一本が細くなりがち。
また、コシがなくなっているため、少し伸びただけでペタンとしたり、逆に横に広がったりして、
シルエットが崩れやすいのです。

特に注意したいのが、耳周りと襟足、そして刈り上げ部分です。
ここが数ミリ伸びて、耳にかかったり、ワイシャツの襟に触れたりした瞬間、一気に「所帯じみた」「だらしない」印象が生まれます。

清潔感を死守するために私が提唱したいのが、「3週間ルール」です。

通常、髪は1ヶ月に約1センチ伸びると言われていますが、ショートスタイルの1センチは全体のバランスを大きく変えてしまう致命的な長さです。
1ヶ月(4週間)経つと、もう「ボサボサ」の領域に入ってしまいます。

「そろそろ切りに行こうかな」と自分で思った時には、周囲からはすでに「髪が伸びた人」と思われている可能性が高いのです。

コストを抑えて頻度を上げる裏技
「3週間に1回美容室に行くのはお財布に厳しい」という方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめなのが、低価格のヘアカット専門店(いわゆる1,000円カットなど)の活用です。

2回に1回は専門店で「耳周りと襟足だけ整えてください」
「刈り上げ部分だけバリカンを入れてください」とオーダーし、メンテナンスカットを行うのです。
これなら費用を抑えつつ、常に「切りたて」の清潔感をキープできます。

常に髪が整っている男性は、それだけで「自己管理ができている」「仕事ができそう」という信頼感を与えます。
髪型を変える勇気がない方でも、頻度を上げるだけで印象は劇的に良くなります。

散髪は「伸びたから切る」ものではなく、「伸びる前に整える」ものだと意識を変えてみましょう。

SACHI

こまめに整えていると、毎朝鏡を見た時に「よし!」と気合が入りますし、
常にシャキッとした気分で過ごせますよ。

加齢臭やベタつきを防ぐ頭皮ケアの基本

髪型以前の大前提として、絶対に避けて通れないのが「ニオイ」と「清潔感」の問題です。

どんなに素敵なグレイヘアにしていても、頭皮が脂でベタついていたり、すれ違いざまに不快なニオイ(加齢臭)がしてしまっては、全てが台無しです。
残念ながら、加齢とともに頭皮の抗酸化力は低下し、皮脂に含まれる成分が酸化してニオイが発生しやすくなります。

多くの男性は、ニオイを気にして「洗浄力の強いシャンプー」でゴシゴシと洗いがちですが、実はこれが逆効果になることがあります。
洗浄力が強すぎると必要な皮脂まで奪ってしまい、頭皮が乾燥を防ごうとして、かえって過剰に皮脂を分泌してしまうからです。

60代の頭皮は乾燥しやすくデリケート。
だからこそ、「アミノ酸系」などの洗浄力がマイルドで頭皮に優しいシャンプーを選ぶことが重要です。

そして、シャンプー選び以上に大切なのが「予洗い」です。
シャンプー剤をつける前に、お湯だけで頭皮と髪を十分に(理想は1分〜2分程度)洗い流してください。

実は、この予洗いだけで、頭皮の汚れやホコリの約8割は落ちると言われています。
しっかり予洗いをすることで、少量のシャンプーでも十分に泡立ち、頭皮への負担を減らしながら汚れを落とすことができます。

頭皮ケアの3ステップ

  1. 入念な予洗い
    38度くらいのぬるま湯で、指の腹を使って頭皮をマッサージするように1分以上流す。
  2. 優しく洗う
    シャンプーは手のひらで泡立ててから乗せる。
    爪を立てず、指の腹で頭皮を揉みほぐすイメージで。
  3. 徹底的なすすぎ
    洗う時間の倍の時間をかけてすすぐ。すすぎ残しはニオイや炎症の最大の原因になります。

また、お風呂上がりには必ずドライヤーで乾かしましょう。
「短髪だからすぐ乾く」と自然乾燥させるのはNGです。

生乾きの頭皮は雑菌が繁殖しやすく、嫌なニオイの温床となります。
地肌を乾かすことで、根元の立ち上がりも良くなり、翌朝のセットも楽になりますよ。

頭皮のニオイって、自分ではなかなか気づけないものだからこそ怖いですよね。
日々の丁寧な「予洗い」と「ドライヤー」。

この2つを習慣にするだけで、枕カバーのニオイも変わってきますよ。

60代男性のやってはいけない髪型を卒業し好印象へ

理想の髪型を手に入れて笑顔になる60代男性と人生を楽しむためのメッセージ

ここまで、60代男性がやってはいけない髪型の特徴と、その解決策となる正解スタイルについて詳しくお話ししてきました。
いかがでしたでしょうか。

「耳が痛い」と感じた部分もあったかもしれませんが、それはご自身が変われるチャンスでもあります。

大切なのは、若かった頃の自分や、失いつつあるもの(毛量や黒髪)にしがみつくことではありません。
現在のありのままの自分を受け入れ、それを適切にデザインし直すこと。

それこそが、60代の男性にしか出せない「大人の余裕」と「品格」を生み出します。

最後に、好印象を手に入れるための3つのキーワードをもう一度おさらいしましょう。

  • 「引き算」
    長髪や隠蔽工作をやめ、短く潔いスタイルを選ぶこと。
  • 「露出」
    おでこや耳を出して、表情を明るく、清潔に見せること。
  • 「自然体」
    白髪や薄毛を隠さず、手入れされたデザインの一部として昇華させること。

この3つを意識するだけで、あなたの印象は劇的に変わります。
「もう年だから」と諦める必要は全くありません。

髪型が変われば、鏡を見るのが楽しくなり、ファッションにも気を使いたくなり、外に出かけるのも億劫ではなくなるはずです。

ぜひ、次回のカットでは、いつもと違うオーダーに挑戦してみてください。
勇気を出して一歩踏み出せば、きっと「今の自分が一番好き」と思える、素敵な60代ライフが待っています。

※本記事の情報は一般的な目安であり、効果には個人差があります。
頭皮トラブル(湿疹や炎症など)がある場合は、自己判断せず、必ず専門医や理容師・美容師にご相談の上、適切なケアを行ってください。

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