60代男性が美容院に行きづらい理由と克服法!失敗しない店選びを徹底解説
こんにちは。
60歳からの素敵ライフ、管理人の「SACHI」です。
最近、私のブログに訪れる60代の男性読者の方々から、髪型や身だしなみに関する相談をいただく機会が増えました。
中でも特に多いのが、
「長年通っていた近所の理容室が閉店してしまって困っている」
「奥さんや娘に『もっとおしゃれな美容院に行ってみたら?』と言われるけれど、どうしても足が向かない」といった、切実な悩みです。
これまで理容室(床屋)一筋で過ごしてこられた方にとって、きらびやかな美容室の敷居がエベレストのように高く感じられてしまうのは、決して無理もありません。
ガラス張りの店内に見える若いスタッフや女性客、横文字のメニュー、そして「どんな服で行けばいいのか」「薄毛を笑われないか」という尽きない不安。
これらが心理的な壁となって、一歩を踏み出せずにいる方が本当に多いのです。
でも、実は今、勇気を出して美容室デビューを果たし、見違えるように若々しく変身される60代男性が急増していることをご存知でしょうか?
適切な店選びと、ちょっとしたオーダーのコツさえ掴んでしまえば、美容室はあなたの「清潔感」を最大限に引き出してくれる、最高のパートナーになり得るのです。
この記事では、同世代の男性たちのリアルな声や、現役美容師さんから聞いた本音を交えながら、その不安を一つひとつ丁寧に解消していきます。
読み終える頃には、きっと「次の週末、予約してみようかな」と前向きな気持ちになれるはずですよ。
※この記事は男性向けの記事です。
女性の方は「60代女性が美容院へ行きづらい理由と解決策!気楽に通えるコツ8選」で詳しく解説しているので参考にして下さい。
- 60代男性が美容院に対して抱く心理的なハードルとその正体
- 失敗や後悔をしないための「大人の男性向け」美容室の選び方
- 薄毛や白髪をカバーしつつ清潔感を出す具体的なオーダー方法
- 美容師さんに「お任せ」して失敗しないための伝え方のコツ
60代男性が美容院に行きづらいと感じる本当の理由

「美容院に行きづらい」と感じているのは、あなただけではありません。
多くの同世代の男性が、同じような戸惑いを感じています。
まずは、その心理的な壁がどこから来ているのか、そして今の理美容業界がどうなっているのかを整理してみましょう。
敵を知れば、怖さは半減しますよ。
初めての美容室で感じる場違い感や緊張
美容室の前を通ると、大きなガラス越しに見えるのは、流行のヘアスタイルに身を包んだ20代の若い美容師さんたちや、ファッション誌を読みながら談笑する女性客の姿。
「自分のような枯れたおじさんが、こんなキラキラした場所に足を踏み入れて良いのだろうか」
「場違いすぎて、白い目で見られるんじゃないか」――
そんな強烈なアウェイ感(場違い感)こそが、美容室への来店を阻む最大の障壁です。
これは心理学的には「スポットライト効果」とも呼ばれ、実際以上に他人が自分に注目していると感じてしまう現象なのですが、当事者にとっては深刻な問題ですよね。
特に、長年「座れば勝手に短くなる」「顔剃りでサッパリする」という、阿吽の呼吸で通じていた理容室文化に慣れ親しんでいると、美容室の「カウンセリング重視」のスタイルや、賑やかなBGM、独特の雰囲気への適応にはかなりのエネルギーを要します。
「シャンプー台で顔に布をかけられた時、目を開けていいのか閉じるべきなのか分からない」といった細かい作法への不安も、緊張に拍車をかけます。

しかし、ここで客観的なデータを見てみましょう。
全国理美容製造者協会(NBBA)の調査によると、60代・70代男性の約7割は理容室を利用していますが、美容室を利用している層も決してゼロではなく、むしろファッション感度の高い層を中心に定着しつつあることが分かります。
つまり、お店側にとってあなたは「場違いな客」どころか、大切にしたい「優良顧客」になり得る存在なんですよ。
美容師さんたちに話を聞くと、「人生経験豊富なシニア男性のお話は面白いし、紳士的な方が多いので担当するのが楽しい」という声も多く聞かれます。
あなたが感じている「場違い感」は、案外ご自身の思い込みによる部分が大きいのかもしれません。
「お洒落をしに行く場所」ではなく、「身だしなみを整えるための機能的な場所」と割り切って捉え直してみると、少し気が楽になりませんか?
最初は誰でも緊張します。
でも、ドアを開けてしまえば、そこはプロの仕事場。
「場違いかも」とドギマギしているのは自分だけで、スタッフさんは「いらっしゃいませ!」と温かく迎えてくれますよ。
60代男性が美容院に行く時の服装の悩み
「美容院を予約したのはいいけれど、当日は何を着ていけばいいんだ?」
「おしゃれな美容師さんに見られても恥ずかしくない服なんて持っていない」と、前日の夜にクローゼットの前で頭を抱えてしまう方も多いようです。
中には「美容院に行くための服を買いに行く」という本末転倒な悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。
結論から申し上げますと、無理におしゃれをしていく必要は全くありません。
むしろ、普段通りの服装で行くことこそが、美容室での成功率を高める重要なポイントなのです。
なぜなら、美容師さんはカットをする際、お客様の骨格や髪質だけでなく、
「その人が普段どんなファッションをしているか」
「どんな雰囲気(仕事モードなのか、リラックスモードなのか)を纏っているか」という全体像を見て、似合う髪型をイメージしているからです。
例えば、普段はカジュアルなポロシャツやジーンズで過ごすことが多いのに、美容室に行くからといって慣れないジャケットや革靴でキメて行ってしまったとします。
すると美容師さんは「このお客様はカッチリしたスタイルがお好みなのかな」と判断し、普段のカジュアルな服装には合わない、少し堅苦しいヘアスタイルを提案してしまうかもしれません。
これではミスマッチが起きてしまいます。
もちろん、ジャージやサンダルといったあまりにラフすぎる格好は、大人のマナーとして避けた方が無難ですが、「清潔感のある普段着」であれば何の問題もありません。
襟付きのシャツにチノパン、あるいはシンプルなニットにスラックスなど、あなたが普段、友人とランチに行く時のような格好がベストです。

避けたほうが良い服装:施術の邪魔になるアイテム
おしゃれかどうか以前に、カットの邪魔になってしまう服装は避けましょう。
- フード付きのパーカー
フードが首元に溜まり、襟足のカットがしにくくなります。
また、シャンプーの際に濡れてしまうリスクもあります。 - タートルネック・ハイネック
首のラインが見えづらくなり、全体のバランス調整が難しくなります。
また、細かい毛が入るとチクチクして不快です。 - 真っ白な服・高級な服
万が一、カラー剤やパーマ液が飛んでしまった時のリスクを考えると、避けた方が安心です。
もし、仕事帰りにスーツで行く場合は、「普段はもっとカジュアルな服が多いんです」と一言添えるか、スマホにある休日の写真を見せるのも良い方法です。
服装は、あなたという人間を美容師さんに伝えるための「情報のひとつ」と考えてみてください。
気合を入れすぎた「若作り」ファッションよりも、アイロンのかかったシャツや、手入れされた靴など、清潔感のある装いの方が美容師さんにも好印象です。
SACHI気負わず、いつものあなたらしいスタイルで出かけてくださいね。
薄毛や白髪を相談するのが恥ずかしい心理
60代ともなれば、多かれ少なかれ髪の悩みはつきものです。
「頭頂部が薄くなってきた」
「生え際が後退してきた」
「白髪が増えて老けて見える」…
こうしたデリケートな悩みを、特に娘や孫ほどの年齢の若い女性美容師さんに打ち明けるのは、男性としてのプライドが邪魔をして、猛烈に恥ずかしいと感じるものです。
「ハゲていると思われたくない」
「いい歳をして見た目を気にしていると思われたくない」という葛藤も分かります。
その結果、多くの男性がやってしまいがちなのが、「何も言わずに座る」か、「とにかく薄い部分を隠すように髪を長く残してもらう」というオーダーです。
しかし、これは非常に勿体ないことですし、逆効果になることもあります。
例えば、薄毛を気にして髪を伸ばすと、髪の重さで根元が寝てしまい、かえって地肌が透けて見えやすくなることがあります。
逆に、思い切って短くカットし、サイドのボリュームを抑えることで、相対的にトップのボリューム感を出したり、視線を上に誘導して薄毛を目立たなくさせたりするテクニックが無数に存在します。
白髪に関しても、真っ黒に塗りつぶすだけでなく、あえて白髪を活かした「グレーヘア」や、白髪をハイライト(メッシュ)のように見せるデザインなど、おしゃれに見せる選択肢は広がっています。
恥ずかしさを捨てて、「最近、ここのボリュームが出なくて困っているんだ」
「おでこが広くなってきたのが気になるんだけど、目立たない髪型はあるかな?」と、具体的に相談してみてください。
美容師さんは「隠す」のではなく、「あなたの今の素材を活かして、かっこよく見せる」ための最善策を提案してくれるはずです。
相談することは、弱みを見せることではなく、より良い自分になるための前向きなアクションなのです。
美容師さんはお医者さんのようなもの。
「ここが気になる」と症状を伝えないと、正しい処置ができません。
明るく「最近薄くなってきちゃってさ〜」と伝えてみましょう。



プロならではの視点で、驚くような解決策(ヘアスタイル)を処方してくれるはずです。
失敗しない美容院の選び方とメンズ専門店


「美容院に行きづらい」という心理的ハードルを物理的に解消する一番の近道は、「自分のような客層を受け入れてくれる、自分に合った店を選ぶこと」です。
若者向けの派手なサロンに行ってしまえば、当然ながら居心地の悪さを感じてしまいます。
しかし最近では、人口の高齢化やメンズ美容市場の拡大に伴い、60代男性でも気兼ねなく通えるサロンが増えています。
具体的にどのようなサロンを選べば良いのか、タイプ別に特徴をまとめましたので、サロン選びの参考にしてください。
| サロンタイプ | 特徴とメリット | おすすめの検索ワード | 60代男性への推奨度 |
|---|---|---|---|
| メンズ特化型サロン | 客層が男性のみであることが最大の特徴。 女性客の目を気にする必要がなく、スタッフも男性の髪質や悩み(薄毛・AGAなど)に精通しているため、非常に相談しやすい。 | メンズ 美容室 メンズ専門 サロン 男性専用 美容院 | ★★★★★ (最適) |
| バーバー(Barber) | 昔ながらの理容室が進化した、おしゃれな理髪店。 理容師免許を持つスタッフがいるため「顔剃り」が可能でありながら、美容室のようなトレンド感のあるスタイルも得意。 クラシックで男らしい雰囲気が魅力。 | バーバー 理容室 おしゃれ 高級理容室 | ★★★★☆ (非常に高い) |
| 個室完備サロン | 施術スペースが壁やパーティションで区切られているため、他人の視線を完全に遮断できる。 薄毛の悩みなども周りに聞かれる心配がなく、リラックスして過ごせる。 | 美容室 個室 プライベートサロン 完全個室 美容院 | ★★★★☆ (安心感) |
| エイジングケア注力店 | 白髪染めや頭皮ケア(スカルプケア)に力を入れているサロン。 年齢層が高めの顧客が多く、加齢による悩みを共有しやすい雰囲気がある。 | 白髪染め 専門店 スカルプケア 美容室 エイジングケア サロン | ★★★☆☆ (悩み重視なら) |
これらのサロンを探す際は、ホットペッパービューティーなどの予約サイトを活用するのが便利ですが、検索する際に一工夫が必要です。
単にエリアで検索するのではなく、「メンズ」のカテゴリで絞り込んだり、フリーワードに「40代以上」「大人」といったキーワードを含めることで、若者向けサロンを除外することができます。
20代の若手スタイリストさんよりも、同世代の悩みや髪質の変化を実体験として理解しているベテランの方が、共感に基づいた的確な提案をしてくれる可能性が高いからです。
「指名料」がかかる場合もありますが、安心料と考えれば安いものです。
店内の写真を見て、照明が明るすぎず、木目調やシックな内装のお店を選ぶのもポイントです。



ガチャガチャした雰囲気より、落ち着いた空間の方が、私たち世代にはリラックスできますよね。
理容室と美容室の利用頻度や使い分け
「美容室に行くようになったら、もう理容室には行けないのかな?」
「裏切り者と思われるかな?」なんて心配をされる律儀な方もいらっしゃいますが、全くそんなことはありません。
美容室に行き始めたからといって、理容室に行ってはいけないというルールはないのです。
むしろ、それぞれの得意分野を理解して、賢く使い分けている「美容室・理容室ハイブリッド派」の男性も増えています。
美容室の強みは、やはり「デザイン性」と「似合わせ」の技術です。
全体のシルエットを変えたり、パーマをかけたり、おしゃれな色味で白髪をぼかしたりと、ヘアスタイルを大きくチェンジして気分を一新したい時には美容室が最適です。
一方で、理容室の最大の魅力は、美容室では法的に(美容師免許だけでは)提供できない「顔剃り(シェービング)」です。
プロのカミソリによるシェービングの爽快感や、肌のトーンアップ効果は、理容室ならではの至福の時間ですよね。
おすすめの使い分けサイクル例
例えば、以下のようなサイクルで併用してみてはいかがでしょうか。


- 3月・6月・9月・12月(3ヶ月に1回):美容室へ
季節の変わり目に合わせて、パーマをかけたり、ヘアスタイルのベースをしっかり作ってもらう。
白髪をおしゃれにメンテナンスする。 - それ以外の月(メンテナンス):理容室へ
美容室で作ったスタイルをキープするために、伸びた襟足や耳周りを整えてもらい、顔剃りでリフレッシュする。
また、最近では「カットは美容室で、顔剃りだけ理容室に行く」という使い方も珍しくありません。
理容室側も「シェービングのみ」のメニューを用意しているところが増えています。
無理にどちらか一方に絞る必要はありません。
あなたのライフスタイルや、「今日は癒やされたい」「今日は格好良くなりたい」というその日の気分に合わせて、自由に場所を選べば良いのです。
それは、大人の男性に許された贅沢な選択肢とも言えるでしょう。
「顔剃りだけ」で理容室に行くのも全然アリです!
それぞれのプロフェッショナルの技術をいいとこ取りして、常に清潔感をキープするのが、素敵な大人の嗜みですね。
60代男性の美容院に行きづらい悩みを解決するオーダー術
自分に合いそうなお店を見つけ、予約も完了した。
しかし、次に待っている最大の難関が、当日の「カウンセリング」つまり「どう頼めばいいか」という問題ですよね。
「変な髪型にされたらどうしよう」
「専門用語なんて分からない」と不安になるのは当然です。
ここでは、60代男性の本来の魅力を引き出し、かつ周囲から「痛々しい若作り」と陰口を叩かれないための、具体的で賢いオーダー戦略をご紹介します。
60代男性におすすめの髪型は清潔感が鍵
60代のヘアスタイルにおいて、何よりも最優先されるべき概念は、流行のデザインや奇抜さではなく、徹底した「清潔感」と「ボリュームコントロール」です。
悲しい現実ですが、加齢とともに私たちの髪は細く、コシがなくなり、水分量が減ってパサつきやすくなります。また、頭皮の皮脂バランスも変化し、夕方になるとベタつきが出ることもあります。
これらの要素が重なると、本人はそのつもりがなくても、周囲に「疲れている」「不潔」「貧相」というネガティブな印象を与えてしまいがちです。
清潔感を出すための鉄則は、「耳周りと襟足をスッキリさせること」です。
この部分が伸びて耳にかかったり、ワイシャツの襟に乗ったりしていると、一気に野暮ったく見えます。
おすすめは、サイドとバックを短く刈り上げたり切り込んだりして引き締め、トップ(頭頂部)には長さを残してふんわりと立ち上がりをつくる「ベリーショート」や「ソフトモヒカン風」のスタイルです。
トップに高さを出すことで、視線が上に集まり、顔のたるみが引き上がって見える「リフトアップ効果」も期待できます。


これは、風が吹いたり汗をかいたりするとすぐに崩れて地肌が露出し、そのギャップがかえって周囲の視線を薄毛部分に釘付けにしてしまいます。
また、「隠そうとしている必死さ」が伝わってしまい、見ている側に「痛々しさ」を感じさせてしまうリスクもあります。
逆説的ですが、「隠すより、短くして地肌と髪の境界線を馴染ませる」ほうが、薄毛は圧倒的に目立たなくなります。
勇気を持って短くすることが、清潔感への第一歩です。
「とにかく清潔感第一で、爽やかに見えるようにしてください」と伝えるだけでも、美容師さんはその意図を正しく汲んでくれます。



短めの髪は毎朝のシャンプーやセットも楽ですし、何より鏡を見た時の自分が若々しく感じられますよ。
写真を見せる頼み方でオーダー失敗を防ぐ
美容室での失敗の9割は、美容師さんとの「イメージの共有不足」から起こります。
「短めで」「さっぱりと」「いい感じに」といった抽象的な言葉は、人によって受け取り方が全く異なるため非常に危険です。
特に避けたいのが、思考停止の「お任せで」という一言。
美容師さんが良かれと思って最新のトレンドスタイル(例えば、若者に人気の激しいマッシュヘアなど)にした結果、「若すぎて恥ずかしくて外を歩けない」という悲劇になりかねません。
最も確実で、失敗のリスクを極限まで減らす方法は、スマホで希望の髪型の写真(ヘアカタログ)を見せることです。


「いい歳をしたおじさんが、芸能人やモデルの写真を見せるなんてナルシストだと思われるのでは?」と恥ずかしがる方が非常に多いのですが、これは大きな誤解です。
美容師さんにとって、視覚的な資料(写真)は、お客様の好みを瞬時に理解できる、言葉での説明より何百倍もありがたい「設計図」なのです。
写真は、必ずしも「高倉健」や「舘ひろし」のような有名人の写真である必要はありません。
Google画像検索やInstagramで「60代 メンズ 髪型」「60代 男性 ベリーショート」などのキーワードで検索し、一般の方のヘアカタログ画像を探してみてください。
「この人の雰囲気、いいな」「このくらいの短さが理想だな」と思う画像を2〜3枚保存しておくだけで十分です。
このように伝えれば、美容師さんは写真のスタイルをベースにしつつ、あなたの骨格や髪質に合わせてプロのアレンジを加えてくれます。
「写真を見せる」という行為は、恥ずかしいことではなく、美容師さんとの共通言語を作るための賢いビジネスライクな手段だと割り切りましょう。
私はいつも、スマホに画像を保存して「これにしてください!」と見せています。
言葉で「襟足を2センチ切って…」なんて説明するより、ずっと簡単で正確ですよ。



言葉より画像、これが失敗しない最大のコツです!
ツーブロック等の若作りに見えないスタイル
「ツーブロック」という言葉を聞くと、どのような髪型をイメージしますか?
若いタレントやスポーツ選手がしているような、サイドを青々と刈り上げて、上の髪をバサッと被せた奇抜な髪型を想像して、「自分には関係ない」と思ってはいませんか?
もしそうなら、食わず嫌いは非常にもったいないです。
実は、ツーブロックこそ、60代の男性の悩みを解決する機能的なスタイルなのです。
日本人の頭の形は「ハチ張り(頭の横が出っ張っている)」が多く、さらに加齢によって髪が硬くなったりクセが出たりすると、サイドが膨らんで頭が四角く大きく見えてしまいがち。
ここでツーブロックの出番です。
サイドの内側(耳の上あたり)を短くカットし、上から髪を被せることで、物理的に横のボリュームを削ぎ落とし、強制的にシルエットをスッキリさせることができるのです。
大人の男性におすすめなのは、「隠れツーブロック」や「ソフトツーブロック」と呼ばれるスタイルです。
刈り上げる部分をあまり短くしすぎず(地肌が白く見えない程度の長さ)、上の髪との段差をなだらかにすることで、一見するとツーブロックだと分からないくらい自然に仕上がります。
これなら、会社でも浮きませんし、若作り感も出ません。
オーダーする時は「横が膨らむのが気になるので、内側をスッキリさせたいです。でも、いかにもツーブロックという感じではなく、自然な感じで」と頼んでみてください。
パーマや白髪ぼかしでボリュームアップ
カット(切ること)だけが美容室の能ではありません。
加齢による髪の悩みを、パーマやカラーといった「薬剤の力」を借りて解決するのも、賢い大人の選択です。
まず、髪が細くなってトップがペタンとしてしまう悩みには、「ポイントパーマ」が有効です。
全体にかける必要はありません。
頭頂部だけふんわりと立ち上がるように緩いパーマをかけたり、前髪やサイドの髪が後ろに流れるように動きをつける「リバースパーマ」をかけたりすることで、毎朝のセットが劇的に楽になり、大人の色気と貫禄が出ます。
「パーマ=おばちゃんパンチパーマ」という古いイメージは捨てましょう。
今のパーマはもっと計算された、自然なボリュームアップ技術です。
次に白髪についてですが、真っ黒に染める「白髪染め」に違和感を感じ始めている方も多いのではないでしょうか。
漆黒に染めると、伸びてきた白い根元とのコントラストが強すぎて、「染めました感」が出てしまったり、頻繁に染め直さないと目立ってしまったりと、メンテナンスが大変です。
そこで提案したいのが、「白髪ぼかし」というメニューです。
白髪ぼかしとは、白髪を完全に黒く塗りつぶすのではなく、グレー系やアッシュ系の淡い色味を入れて、白髪と黒髪の境界線を曖昧にする技術です。
白髪が「黒」ではなく「グレー」や「ベージュ」になることで、黒髪と自然に馴染み、全体として「おしゃれなロマンスグレー」に見せることができます。
これなら、新しく白髪が伸びてきても境目が目立ちにくく、サロンに行く頻度も少なくて済みますし、何より「あえて白髪を楽しんでいる」という余裕が生まれます。
真っ黒な髪は、シワや顔のくすみを強調してしまうこともありますが、少し明るいグレーヘアは顔色を明るく見せるレフ板効果もあります。
美容師さんに「白髪を活かして、かっこいいグレイヘアに育てていきたい」と相談してみてはいかがでしょうか。
60代男性も美容院に行きづらいと思わず挑戦を


ここまで、60代男性が美容院に行くための具体的なヒントや、失敗しないためのノウハウをお話ししてきました。
長くなってしまいましたが、お伝えしたかったのは、「美容室は決して怖い場所でも、若者だけの場所でもない」ということです。
最初は誰でも勇気がいります。
お店のドアを開ける瞬間は、心臓がドキドキするかもしれません。
でも、「行きづらい」「場違いだ」と感じているのは、案外、自分自身の思い込みだけだったりします。
一歩踏み出して、鏡の前の椅子に座ってしまえば、そこにはあなたの悩みに真剣に向き合ってくれるプロの美容師さんがいます。
美容室で髪を整え、眉毛を整え、清潔感のある若々しい自分を鏡で見た時、きっと「来てよかった」「もっと早く来ればよかった」と思えるはずです。
髪型が決まれば、不思議と背筋が伸び、気持ちも前向きになり、誰かに会いたくなったり、新しい服を買いたくなったりと、生活全体にハリが生まれます。
たかが髪型、されど髪型です。
人生100年時代、60代はまだまだ現役の折り返し地点です。
枯れるには早すぎます。
ぜひ、自分に合ったお気に入りのサロンを見つけて、新しい自分に出会ってみてください。






