60代にオススメの東京観光・定番から穴場スポットまで厳選して紹介

体力に合わせた60代の東京観光プラン

60代にオススメの東京観光・定番から穴場スポットまで厳選して紹介

60代の東京観光を計画する際、
「体力的に無理なく楽しめる場所はどこだろう?」
「夫婦で訪れたい落ち着いた場所はないかな?」といった疑問が浮かぶのではないでしょうか。

せっかくの旅行ですから、人混みを避けた東京の穴場でのんびり過ごしたい、と考える方も多いはずです。

この記事では、歩かなくていい観光プランや、雨でも楽しめる美術館、そして無料で楽しめる絶景の展望室など、シニア世代のニーズに合わせた情報を厳選しました。

絶対行った方がいい定番スポットから、知る人ぞ知る名所まで、あなたの東京旅行を最高のものにするためのヒントが満載です。

記事のポイント
  • 60代がゆったり楽しめる東京の観光スポット
  • 体力に自信がなくても安心な移動手段やプラン
  • 夫婦や友人との旅行に最適な場所の選び方
  • 天候に左右されずに満喫できる室内スポット

60代の東京観光におすすめの厳選スポット

  • 絶対行った方がいい場所は?
  • 夫婦で訪れたい歴史と文化の街
  • 女性に人気の美しい庭園を散策
  • 落ち着いて過ごせる東京の穴場
  • 外国人が少ない静かな名所
  • 季節ごとの見どころとイベント情報

絶対行った方がいい場所は?

東京には数多くの観光名所がありますが、60代の方が心から満足できる場所として、まず訪れたいのが「柴又帝釈天」「浅草寺」、そして「谷中・根津・千駄木(谷根千)」エリアです。

これらは単なる観光地ではなく、日本の古き良き文化と人情が息づく場所と言えるでしょう。

その理由は、歴史的な建造物の美しさはもちろん、周辺に広がる商店街の活気や風情が、懐かしさと新鮮さを同時に感じさせてくれるからです。

例えば、柴又帝釈天の参道では、映画『男はつらいよ』の世界に迷い込んだかのような気分を味わいながら、名物の草だんごを食べ歩きできます。

一方、浅草寺の仲見世通りは、国内外の観光客で賑わいながらも、伝統的な和小物やお土産を探す楽しさがあります。

もちろん、これらの場所は多くの人で賑わうため、時間に余裕を持った行動が大切になります。

特に週末や祝日は混雑が予想されるため、平日の午前中など、比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。

しかし以前浅草に行ったのですが、本当に外国人観光客が多く、平時でも結構な人がいて驚きました。

まだ浅草に行ったことがないという人はいく価値ありですが、一年前に行って私はもういいかなと感じたのが正直な感想。

もはやここは異国の地ではないかと感じるほどで、日本人より外国人を多く見かけたほどです。

また浅草に行ったなら、少し足を延ばしてかっぱ橋道具街もオススメ。

包丁をはじめとした調理道具や、食器類などを販売している店が多く、こういったものが好きな方には嵌ると思います。

そして、もう一つおすすめしたいのが「谷根千」と呼ばれるエリアです。

特に「谷中銀座商店街」は、昔ながらの個人商店が軒を連ね、どこか懐かしい雰囲気が漂います。

コロッケやメンチカツなどを買って食べ歩きするのも、このエリアならではの楽しみ方です。

有名な夕日の名所「夕やけだんだん」から眺める商店街の風景は、心に深く残るでしょう。

おすすめポイント

活気ある参道での食べ歩きや買い物が楽しめます。
また、歴史ある寺社の荘厳な雰囲気に心が洗われるでしょう。
さらに昭和の面影が残る町並みは、ノスタルジックな雰囲気を感じることができます。
交通の便が良い点も魅力の一つです。

注意点

週末や連休は大変混雑します。
お店は開いていませんが、浅草寺へのお参りをメインにするなら早朝もオススメです。
また、仲見世通りや参道は歩く距離が長くなるため、歩きやすい靴が必須です。

夫婦で訪れたい歴史と文化の街

赤坂迎賓館

ご夫婦でゆっくりとした時間を過ごすなら、日本の歴史と文化の粋を集めた場所へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「皇居東御苑」「迎賓館赤坂離宮」は、まさに大人の知的好奇心を満たし、優雅なひとときを過ごせる特別な空間です。

皇居東御苑は、かつての江戸城の中心部であり、広大な敷地には美しい日本庭園や歴史的な遺構が点在しています。

夫婦で語らいながらのんびりと散策するのに、これほど適した場所はありません。

入場料が無料でありながら、手入れの行き届いた庭園と歴史の重みを体感できる、非常に価値のあるスポットです。

そして、もう一つ強くおすすめしたいのが、迎賓館赤坂離宮です。

ここは海外からの国王や大統領など、国賓をもてなすための施設で、日本で唯一のネオ・バロック様式による壮麗な宮殿建築です。

内部は絢爛豪華な装飾で彩られており、まるでヨーロッパの宮殿に迷い込んだかのよう。

普段はなかなか見ることのできない特別な空間で、非日常的な時間を過ごすことができます。

迎賓館赤坂離宮は、外交活動に支障のない範囲で一般公開されています。

公開状況や参観の申し込み方法は変更されることがあるため、訪問前には必ず(参照:迎賓館赤坂離宮公式サイト)で最新情報を確認してくださいね。

女性に人気の美しい庭園を散策

美しい花々や緑に癒される庭園散策は、女性グループの旅行にぴったりです。

特におすすめしたいのが「浜離宮恩賜庭園」「小石川後楽園」、そして花の寺として名高い「塩船観音寺」です。

また前述した迎賓館赤坂離宮もオススメ!

これらの庭園の魅力は、都心にありながら四季折々の自然を存分に感じられる点にあります。

浜離宮恩賜庭園は、東京湾の海水を取り入れた「潮入の池」が特徴で、潮の満ち引きによって景観が変わるユニークな庭園です。

園内の中島の御茶屋では、抹茶をいただきながら水辺の景色を楽しめます。

小石川後楽園は、池を中心とした回遊式築山泉水庭園で、中国の景勝地にちなんだ見どころが多く配置されています。

都内とは思えないほどの静けさの中で、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

少し足を延しますが、青梅市にある塩船観音寺は、春になると約17,000本のツツジがすり鉢状の境内を埋め尽くす圧巻の景色で知られています。

開花の時期に合わせて訪れる価値は十分にあります。

庭園散策のヒント

多くの庭園では、65歳以上の方を対象とした入園料の割引制度があります。

年齢を証明できるもの(健康保険証など)を持参すると良いでしょう。

また、園内は砂利道や石段がある場合も多いため、スニーカーなど歩き慣れた靴が必須です。

落ち着いて過ごせる東京の穴場

東洋文庫ミュージアム
東洋文庫

「有名な観光地は人が多そうで…」と感じる方には、都心にありながら静かで落ち着いた時間を過ごせる穴場スポットがおすすめです。

「根津美術館」「東洋文庫ミュージアム」は、まさに大人のための空間と言えるでしょう。

これらの施設の最大の魅力は、質の高い展示物を、比較的ゆったりとした環境で鑑賞できることです。

南青山にある根津美術館は、日本・東洋の古美術コレクションで知られていますが、隈研吾氏設計の美しい建築と、起伏に富んだ広大な日本庭園も見どころです。

庭園内にはカフェもあり、緑を眺めながらの休憩は格別です。

一方、文京区にある東洋文庫ミュージアムは、アジア全域の歴史や文化に関する貴重な書籍を収蔵する研究図書館に併設された博物館です。

特に、壁一面が古書で埋め尽くされた「モリソン書庫」は圧巻で、知的好奇心を大いに満たしてくれます。

訪れる際の注意点

根津美術館は日時指定予約制となっている場合があります。

公式サイトで最新情報を確認してから訪れるようにしてください。

どちらの施設も、展示替えなどで休館することがあるため、事前の確認が重要です。

外国人が少ない静かな名所

国際的な観光都市である東京では、多くの名所が外国人観光客で賑わっています。

しかし、中には比較的インバウンドの影響が少なく、静かに日本の風情を味わえる場所も存在します。

調布市の「深大寺」や文京区の「鳩山会館」はその代表格です。

深大寺は、都内では浅草寺に次ぐ古刹でありながら、都心から少し離れているため、落ち着いた雰囲気が保たれています。

豊かな緑と湧水に恵まれた境内は散策に心地よく、周辺に軒を連ねる「深大寺そば」のお店で昼食をとるのも楽しみの一つです。

鳩山会館は、元内閣総理大臣・鳩山一郎の邸宅を公開したもので、「音羽御殿」の愛称で知られる美しい洋館です。

大正ロマンあふれる建築と、手入れの行き届いた庭園が見どころで、特にバラの季節には多くの人が訪れますが、ツアー客が少ないため、ゆったりと見学できます。

深大寺へは、京王線調布駅やJR中央線吉祥寺駅からバスを利用するのが便利です。

少しアクセスに手間がかかる分、都心では味わえないのどかな時間を過ごせますよ。

季節ごとの見どころとイベント情報

東京観光は、訪れる季節によって全く異なる表情を見せてくれます。

計画を立てる際には、季節ごとの見どころやイベントを考慮に入れると、旅の満足度が格段にアップします。以下に代表的なスポットをまとめました。

季節 おすすめスポット 見どころ
春 (3月~5月) 上野恩賜公園、塩船観音寺、旧古河庭園 桜、ツツジ、春バラなど、花々のリレーが楽しめます。特に上野公園の桜は圧巻です。
夏 (6月~8月) 等々力渓谷、隅田川(水上バス)、東京湾(クルーズ) 木陰が涼しい渓谷散策や、水上から景色を楽しむのがおすすめです。花火大会などのイベントも多数開催されます。
秋 (9月~11月) 六義園、小石川後楽園、神代植物公園 美しい紅葉や秋バラが見頃を迎えます。気候も良く、散策に最適なシーズンです。
冬 (12月~2月) 丸の内仲通り、東京ミッドタウン、巣鴨地蔵通り商店街 美しいイルミネーションが街を彩ります。巣鴨では「とげぬき地蔵尊大祭」など昔ながらの縁日が楽しめます。

イベント情報の確認

花の見頃やイベントの開催日程は、年によって変動します。

お出かけ前には、各施設の公式サイトや観光情報サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

体力に合わせた60代の東京観光プラン

体力に合わせた60代の東京観光プラン
  • 歩かなくていい水上バスやバスツアー
  • 雨でも楽しめる室内の美術館
  • 無料で楽しめる絶景の展望室
  • 座ったまま楽しめる観劇や寄席
  • 少し贅沢なクルーズ船での食事

歩かなくていい水上バスやバスツアー

「たくさん歩くのは少し不安…」という方にとって、水上バスや観光バスツアーは非常に心強い味方です。

座ったままで東京の名所を効率よく巡ることができ、移動の負担を大幅に軽減できます。

水上バス「TOKYO CRUISE」

水上バス
TOKYO CRUISE

浅草と日の出桟橋、お台場などを結ぶ水上バスは、川面からいつもとは違う東京の景色を楽しめるのが魅力です。

隅田川にかかる個性豊かな橋々をくぐり抜けるクルーズは、それ自体がアトラクションのようです。

特に、浜離宮恩賜庭園から浅草へのコースは、庭園散策と下町観光を楽に組み合わせられるため人気があります。

観光バス「はとバス」

東京観光の代名詞ともいえる「はとバス」は、多種多様なコースが用意されているのが特徴です。

皇居や東京タワーといった定番を巡るコースから、食事や観劇がセットになったプランまで、興味や体力に合わせて選ぶことができます。

ガイドさんの詳しい解説を聞きながら巡ることで、東京への理解がより一層深まるでしょう。

バスツアー・水上バスのメリット

個人で移動手段を調べて乗り換える手間がなく、主要なスポットへ連れて行ってもらえる手軽さが最大の利点です。

足腰に自信がない方でも、安心して東京観光を満喫できます。

デメリットと注意点

決められたスケジュールで行動するため、自由度は低くなります。

気に入った場所で長く滞在することは難しいかもしれません。

また、人気のコースは早めに予約が埋まってしまうことがあるため、事前の予約がおすすめです。

雨でも楽しめる室内の美術館

旅行中の雨は少し残念なものですが、東京には天候を気にせず楽しめる素晴らしい室内施設がたくさんあります。

特に美術館や博物館は、雨の日を豊かで知的な一日に変えてくれる絶好のスポットです。

上野公園には、「東京国立博物館」「国立科学博物館」「国立西洋美術館」など、日本を代表する文化施設が集まっています。

どの施設も一日中いても飽きないほどの充実したコレクションを誇り、常設展だけでも見応え十分です。

複数の館を巡る場合は、お得な共通観覧券などを利用するのも良いでしょう。

また、東京駅直結の「東京ステーションギャラリー」や、皇居近くの「東京国立近代美術館」もおすすめです。

これらの美術館はアクセスが非常に便利で、駅や地下通路を利用すれば、雨にほとんど濡れることなく移動できます。

美術館巡りに疲れたら、館内に併設されたカフェやレストランで一休みするのもおすすめです。

美しいアートに囲まれながら、優雅なティータイムを過ごせますよ。

無料で楽しめる絶景の展望室

東京の街並みを一望したいけれど、有料の展望台は少し高いと感じる方もいるかもしれません。

そんなときにぜひ訪れてほしいのが、「東京都庁展望室」です。

なんと、地上45階、高さ202メートルの高さからの絶景を無料で楽しむことができます。

南展望室と北展望室があり、それぞれから見える景色が異なります。

新宿の高層ビル群はもちろん、東京タワーや東京スカイツリー、天候に恵まれれば遠くに富士山まで望むことが可能です。

展望室へは専用のエレベーターで一気に上がることができ、歩く距離も最小限で済みます。

展望室内にはカフェや売店もあるため、素晴らしい景色を眺めながらコーヒーを飲んで休憩することもできます。

昼間のパノラマも素晴らしいですが、きらめく夜景もまた格別です。

休室日に注意

南展望室と北展望室は、それぞれ定休日が異なります
(南は第1・第3火曜日、北は第2・第4月曜日など)。

また、改修工事などで長期間休室することもありますので、(参照:東京都庁見学のご案内)で事前に開室状況を確認してからお出かけください。

座ったまま楽しめる観劇や寄席

歩き回る観光だけでなく、座ってじっくりと日本の伝統芸能に触れるのも、知的で贅沢な時間の使い方です。「歌舞伎」「寄席」は、まさに大人のためのエンターテインメントと言えるでしょう。

歌舞伎座

銀座にある歌舞伎座は、日本の伝統芸能の殿堂です。

豪華絢爛な衣装や舞台装置、役者たちの迫真の演技は、一度は見ておきたいもの。

一日通しの公演は長いですが、一幕だけを気軽に鑑賞できる「一幕見席(ひとまくみせき)」という制度もあります。

これを利用すれば、体力的な負担も少なく歌舞伎の世界を体験できます。

寄席(よせ)

落語や漫才、手品などが楽しめる寄席は、もっと気軽に立ち寄れる娯楽施設です。

新宿の「新宿末廣亭」や上野の「鈴本演芸場」などが有名で、予約なしでふらっと入れるのが魅力です。

巧みな話芸に笑ったり感心したり、あっという間に時間が過ぎていくことでしょう。

観劇の魅力

膝や腰に負担をかけずに、長時間楽しむことができます。

また、日本の伝統文化に深く触れることで、旅がより思い出深いものになります。

イヤホンガイドなどを利用すると、物語の背景や見どころが分かりやすくなるのでおすすめです。

少し贅沢なクルーズ船での食事

屋形船
大江戸

記念日や特別な日の旅行であれば、少し奮発して東京湾のディナークルーズはいかがでしょうか。

きらめく夜景を眺めながらいただく食事は、非日常的でロマンチックなひとときを演出してくれます。

日の出桟橋から出航する「シンフォニークルーズ」などが有名で、フレンチのコース料理などを楽しむことができます。

レインボーブリッジやお台場の夜景、羽田空港を離着陸する飛行機の灯りなど、海上からしか見られないダイナミックな景色が次々と現れ、食事の時間を華やかに彩ります。

また、より和の雰囲気を楽しみたいなら、屋形船も良い選択肢です。

揚げたての天ぷらやお刺身といった江戸前の料理に舌鼓を打ちながら、隅田川からの夜景を楽しむことができます。

最近では、掘りごたつ式や椅子席の屋形船も増えており、足腰に不安がある方でも快適に過ごせるようになっています。

クルーズ船や屋形船は、基本的に事前予約が必要です。

特に週末や観光シーズンは混み合いますので、早めに計画を立てて予約を済ませておくと安心ですね。

思い出に残る60代の東京観光を

60代からの東京観光は、若い頃とは違った視点で、より深く街の魅力を味わう絶好の機会です。

体力や目的に合わせて、無理のない計画を立てることが、旅を成功させる何よりの秘訣と言えるでしょう。

この記事でご紹介したスポットやプランが、あなたの素晴らしい東京旅行の一助となれば幸いです。

  • 東京観光は体力に合わせて無理のない計画を立てることが大切
  • 柴又帝釈天や浅草寺は活気と風情が楽しめる定番スポット
  • 夫婦での旅行には皇居東御苑など落ち着いた場所がおすすめ
  • 浜離宮恩賜庭園など美しい庭園は女性に人気
  • 人混みを避けるなら根津美術館などの穴場スポットへ
  • 外国人が少ない深大寺などで静かな時間を過ごすのも良い
  • 季節ごとの見どころをチェックして計画に盛り込む
  • 歩くのが不安なら水上バスや「はとバス」が便利
  • 雨の日は上野の美術館巡りなどが最適
  • 東京都庁展望室は無料で東京の絶景を一望できる
  • 座ったまま楽しめる歌舞伎や寄席もおすすめのプラン
  • 記念日には少し贅沢なディナークルーズも素晴らしい体験になる
  • 庭園や美術館ではシニア割引が利用できる場合がある
  • 移動には歩きやすい靴を準備することが不可欠
  • 公式サイトで最新の営業時間や休館日を確認してから出かける

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